物件の「詳細情報」を上手に入力して、
テナントさんとマッチング精度を高めよう!

テナントさんとのマッチングを促す─、詳細情報の入力

町場社長が経営するタウン不動産、その事務机の上に設置されているパソコンの画面を指差しながら、はるこは町場社長に言う。

こうして、『物件名』『外観写真』『ストリートビュー』をきれいに整えるだけで、随分と印象は変わって見えませんか?

うん、確かに。これなら、開いて見たくなるわ

基本情報を上手に登録して、開きたくなる“表紙”ができたら、次は、“中身”=詳細情報の入力に移ります。その中でも、みなさんが迷いやすい項目をピックアップして、重点的に解説していきますね!

建物募集面積

さあ、まずは、『建物募集面積』です!

そう言って、はるこは、「詳細情報の入力」画面を表示し、「建物募集面積」の欄を指差す。その指し示す先を見て、町場社長は、早々に「う〜ん」と唸る。

あはは。う〜ん、ってなっちゃいますよね。わかります。ここ、最初の“迷いやすいポイント”ですから。この『メインフロアである』にチェックを入れるかどうか、ですよね。

そうなのよ。階数や坪数はそのまま入力すれば良いんだろうけど…。メインフロアってのは1Fフロアのことで良いんだよね?

はい、そうですね。基本的には、1Fがメインフロアになります。でも、1F以外でもメインフロアになりうるケースもあるので、要注意です!


【説明しよう!】
1F以外で「メインフロア」に該当するケースとは

写真のように駅前ロータリー上に、高架式の通路があったりしますよね。そして、その通路は、「メイン動線」であったとします。

「メイン動線」というのは、人が行き来する主要なルート・通り道、くらいの意味です。

例えば、駅の改札へ向かうのに、階段やエスカレーターなどを経由して、高架上の通路を辿っていきますよね。そういった、人の流れの大動脈をかたち作るような通路を、「メイン動線」と呼んでいます。

このような、「メイン動線」となる通路沿いにあるフロアは、2Fでもメインフロアとみなします。


あ〜、なるほどね。イメージついたわ! じゃあ、1Fの物件やメイン動線上にある空中階のフロア以外は、基本的には、『メインフロアである』のチェックは外しちゃって良い、ってことね?

そうそう、その通りです!

建物タイプ

では、次の“迷いやすいポイント”に行きますね! 『建物タイプ』です!

ここも、今一つわからんのよ、用語が…。フリースタンディングだとか、パワーセンターだとか

ですよね。でも、まさに今、おっしゃられた通り、わかりにくいのは“用語”だけなんです。ということで、“用語”チェックをしちゃいましょう


【説明しよう!】
もう迷わない!建物タイプの用語解説

1. ビルイン

ビルの全部または一部を募集対象とした物件のこと。もっともよく目にするタイプが、この「ビルイン」タイプかもしれません。

2. フリースタンディング

道路沿いの一つの区画(土地)にある“単独の建物”を募集対象とした物件タイプのこと。
例えば、郊外のロードサイドにあるような店舗をイメージしてもらえると、わかりやすいでしょうか。
車やバイクでの来訪が前提なので、駐車場が併設されているのが大きな特徴です。

3. SC(箱型)

「複数の商業テナントが入っている通常の商業施設」の一部を募集対象とした物件のこと。ちなみに、「SC」というのは、「ショッピングセンター」のことです。
「通常の商業施設」というと漠然としていますが、ようするに、多くの方がイメージするような、ショッピングセンター、デパート、駅ビルなどをイメージしてもらえれば良いと思います。

4. SC(パワーセンター型)

大通り沿いに、“薬局やスーパーマーケット、アパレルなど、複数のショップが集まり、中心に駐車場がある、といった集積型のショッピングゾーン”を、よく目にすると思います。そういった商業施設の形態を「パワーセンター型」と呼んでいます。


画像と一緒に説明してもらったから、よくわかったよ。一緒に物件登録の練習をしていた『赤坂ブルーマウンテンビル』の各フロアなんかは、『1. ビルイン』タイプになるってわけだね

はい、おっしゃる通りです! これでもう、『建物タイプ』については、バッチリですね。でも、もし、また迷うことがあったら、『よくある質問』ページでも用語説明を載せていますので、ご覧になってみてください

立地タイプ

どんどん、行きましょう! 次は、『立地タイプ』です

あー、ここも、ちょっとわかりにくかったんだよねえ

そうなんですよね。なかなか判断がつきにくいところだと思いますので、言葉の定義とともに、チェックの仕方のコツみたいなものも、合わせてお伝えしていきますね!


【説明しよう!】
複数回答OK!立地タイプのチェックのコツ

立地タイプの項目は9つがありますが、迷いやすいのは、住宅街と郊外や、ロードサイド(幹線道路)とロードサイド(生活道路)の違いなどでしょうか。ちょっと、解説していきましょう。

・住宅街と郊外について

住宅街は住宅が集まった地域です。一方で、郊外は都市部に隣接した地域となります。例えば、郊外の住宅街にある場合は、マッチングの可能性を広げるためにも、両方にチェックを入れるようにしましょう!

・ロードサイド(幹線道路)について

車での通行がメインの道路沿いにある物件は、こちらを選択します。

・ロードサイド(生活道路)について

歩行者や自転車などの通行がメインの道路沿いにある物件は、こちらを選択します。

【ポイント】

立地タイプは、複数の項目にチェックを入れられます。例えば、駅前の繁華街に物件が立地している場合は、「駅前」と「繁華街」の両方にチェックを入れます。


賃料

あと、『賃料』の入力についても、頭を悩ませていてねえ。ほら、具体的な数字が出しにくいことってあるじゃない?

そうですよね(笑)。でも、ご安心ください! 実は、インフォニスタでは、具体的な賃料を入力せずに『要相談』で登録できちゃうんです。他のポータルサイトだと、それができませんよね。この点こそ、インフォニスタが他のサイトと大きく違うところなんです!

こちらとしては助かるけど…、賃料を載せなくて、本当に大丈夫なものなのかね? テナントさんにとって、いくらなのかって、一番気になるポイントだと思うんだがなあ

はい。なぜ『要相談』の表記だけでOKかというと、インフォニスタでは、オファーなどを通して、テナント企業とコミュニケーションを取っていくことが前提だからなんです。
そもそも、入居されるテナント企業によって賃料が変動するのは、よくあることですよね。その観点からも、具体的な賃料を登録しなくても募集をかけられるようにしているんです

あ、なるほど。納得!


ということで、ここまでが、物件登録の基礎についての解説でした。ちょっと難しいところもあったかもしれませんけれど、注意すべきポイントはお伝えできたと思います

うん、画面を見ながら一つひとつ教えてもらえたから、大体理解できたと思うわ、たぶん

ははは、よかったです。それでは、次回は募集登録に進みましょう。少しずつ、使い慣れていってもらえたら嬉しいです

そうだね、がんばってみるよ。今日もありがとう


今回の登場人物

はるこ

インフォニスタ社員
はるこ

インフォニスタ入社3年目。25歳。若手ながら、インフォニスタの立ち上げに関わった。より多くの不動産会社さんに、素敵なテナント会員さんとの出会いが訪れるよう、東へ西へ、全国の不動産会社さんの元を訪ね歩いて、インフォニスタの活用法を伝えている。実は、最近ガンプラにハマっている。

町場社長

タウン不動産
町場社長

住宅をメインに扱っている、都内の商店街にある不動産会社の社長。62歳。ITサービスには苦手意識を抱いていて、インフォニスタの会員になったものの、どう活用していいか分からず途方に暮れていた。