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建築設備関連の不動産用語
グリストラップ
【ぐりすとらっぷ】
2021年11月26日 更新
グリストラップ(Grease=油脂、Trap=防臭弁、装置)とは、業務用の厨房に設置が義務付けられている装置(建設省告示第1597号)。厨房から出る排水に含まれる、油脂や野菜くず、残飯などをせき止めることで、これらが下水に流れ込んだり排水管が詰まったりするのを未然に防ぐ効果がある。
一般的なグリストラップは3つの槽から成り、それぞれ段階的にゴミをせき止める仕組みになっている。せき止めたゴミや汚れを取り除くには定期的な清掃が必要で、これを怠ると、雑菌の繁殖による悪臭、ハエ・ゴキブリ、ねずみの発生、排水管のつまりが発生し、店舗環境の悪化や河川への環境汚染が懸念されるだけでなく、高額の清掃費用にが発生するケースもある。