- 不動産会社向け
インフォニスタ利用法 ― 不動産会社編 Vol. 8
テナントからの回答を細やかにフォローして、リーシングの質を高めよう!
公開日:2021年10月11日
前回のコラムでは、オファー後に返ってきたテナントさんの回答が『検討不可』だった場合、どうアクションしたら良いかをお話ししてきました。
さて、今回は『検討可・その他』という回答が来た場合にフォーカスを当ててみましょう。
『検討可』だったら、もちろん、こちらからちゃんと連絡を入れているよ。
そんな声が聞こえてきそうですが、
「検討可のテナントさんに連絡を入れても、細かい条件が合わずに、途中でやりとりが途絶えてしまった、なんてことありませんか? でも、そこで諦めちゃったら、試合終了なんですよ!」
と、インフォニスタの若手社員・はるこは訴えかけます。
なるほど、諦めないことが大事だと。
ということで、今回は、テナントさんとのやりとりの糸が切れたように思える時でも、その細い糸をていねいに手繰り寄せるようにして“成約”へと繋げていくコツやアクションプランをお届けしていきます。
オファーの反響の“アリ・ナシ”に関わらず、
テナントさんと関係性を育てていくこと。
その大切さを学んでいこう!
諦めずに関係性を育てていくこと─、それが大事
さて、今回も、タウン不動産・町場社長の元を訪ねているはるこ。さっそく、諦めないことの大切さを、社長に熱っぽく伝えています。
な、なるほど…。たしかに、諦めたら、そこで試合終了だ。でも、『検討可』と回答をくれたテナント会員さんでも、ご希望を細かく聞いていると、どうしても条件が合わんな、これ以上やりとりしても甲斐はないな、なんてことは、実際あるんだよねえ
そうですよね。でも、それは、そのオファー物件に関してのこと。実際にやりとりを重ねてきたことで、そのテナントさんとの関係性は確実に育まれているんですよ!
そうか…。一度やりとりした仲なら、別の機会でも、たしかに連絡は取りやすいかも
そうなんです! 実際に、こんなことも、よくあるんですよ
不動産会社Aがとある物件aをオファー
不動産会社Aが物件bをオファー
諦めないで、ていねいに関係性を育てていくと、こんなふうに成約にも繋げていくことができるんだという、見本のような流れですね
なるほどね。ていねいに関係性を育てていく、か…。商売にも、人間関係にも、基本になることかもね。ありがとう。良い気づきをもらったよ
そう思っていただけると、とっても嬉しいです!
関係性を育てていくために─、回答の具体的な確認方法
さて、『検討可』と回答したテナントさんはもちろん、『検討不可』『その他』のテナントさんとも良い関係性を育てていきたい訳ですが…、多くのテナントさんの回答をどう管理していったら良いか、悩んでおられるんじゃないでしょうか?
そうなんだよね…。なにか効率的な方法、あるのかい?
はい! インフォニスタサイトの管理ページでは、物件ごとに、回答の種類(『検討可』『検討不可』『その他』)で絞り込んで、効率的に反響一覧を確認することができるんです
そう言って、はるこは、実際のパソコンの画面を指し示しながら続ける。
是非こちらを参考に、回答を確認してみてくださいね!
『検討不可』先のフォローが難しい場合は?
ところで、『人手が足りなくて、検討不可先の後追いまでできない…』というご相談をいただくこともよくあるんですけど、社長はいかがですか?
そうそう! うちなんて、ご覧の通り小さな不動産会社だから、まったく同じ悩みを持ってるよ
オファーの反響を逐一チェックするのも、大変ですよね。ですので、できるだけラクしましょう!
【説明しよう!】
「検討不可」という回答の中に隠されたヒントとは?
これなら、“不可理由”だけでも、ぱぱっと確認できそうだわ。なるほど、ラクちんだね
はい! 工夫して、どんどん、ラクを増やしていきましょう!
そして、このメールでは、検討不可理由に『近隣に競合店あり』とあるね…
そうですね。そうして、検討不可の“理由”を掴んだら、あとは、前回お伝えしたように…
その不可理由をていねいに分析して、『他の業種へアプローチする』等、次のアクションを考えていく、という流れかな?
…社長、完璧です!!
はるこさんのおかげで、インフォニスタの活かし方、だいぶ身についてきたよ
うふふ。社長も、もうインフォニスタ・マスターになる日も近いですね!! 私、とっても嬉しいです
今回の登場人物
インフォニスタ社員
はるこ
インフォニスタ入社3年目。25歳。若手ながら、インフォニスタの立ち上げに関わった。より多くの不動産会社さんに、素敵なテナント会員さんとの出会いが訪れるよう、東へ西へ、全国の不動産会社さんの元を訪ね歩いて、インフォニスタの活用法を伝えている。実は、最近ガンプラにハマっている。
タウン不動産
町場社長
住宅をメインに扱っている、都内の商店街にある不動産会社の社長。62歳。ITサービスには苦手意識を抱いていて、インフォニスタの会員になったものの、どう活用していいか分からず途方に暮れていた。