コロナ禍をものともせずに活況が続くコインランドリー業界。今年創業20年を迎える株式会社エムアイエス様は、全国に大型コインランドリー「mammaciao(マンマチャオ)」を約600店(※)展開する業界大手です。インフォニスタのオファーメールをどう活用されているか、また、出店戦略についてもお話を伺いました。 ※2021年3月現在

インフォニスタのここがイイ!

  • ニーズに近い非公開物件を送ってもらえる
  • 店舗に強い不動産会社を検索して連絡できる

コインランドリー急増の裏に消費者意識の変化

コロナ禍の一年でしたが、出店計画に影響は出ていますか?

多少影響は受けましたが、それでも売り上げ昨対比8割は維持できています。
出店も引き続き強化していて、今月も北海道や横浜、山梨など全国で出店が続いています。
今、全国で600店舗。毎年コンスタントに100店舗は出店していく計画です。

すごい勢いですね。ここ数年、コインランドリーが急増している理由とは?

これまでクリーニングに出さないといけなかった布団などの大物を安く洗えるのが主婦層にヒットしたんだと思います。衣類の素材が進化して、わざわざクリーニングに出さなくても自分で洗える衣類が増えたことも大きな理由の一つ。こういうご時世で消費者の清潔志向が高まっていることも追い風になりました。

クリーニングに変わる存在としても需要が伸びているんですね。

そうですね。他社でも色々な工夫を凝らしたコインランドリーが増えています。
とはいえ、全国に20,000軒あると言われるコインランドリーの中で当社を含む大型コインランドリーは2割ほど。大半は銭湯の隣にあるような昔ながらのお店です。逆に考えれば、それらの店が置き換わるだけの市場の開拓余地がまだまだあるでしょう。

株式会社エムアイエス代表取締役 三原 淳様

ではFC(フランチャイズ)の開業希望者も増えているのでは?

ええ。これまでは個人の投資や節税目的の副業としてFCオーナーになる方がメインでしたが、今は、中小企業が本業で業績悪化したため業態変換で出店するケースが増えています。コインランドリーブームだと取り上げられることはありますが、生活に密着する産業なのでグルメやスイーツと違ってブームが去ることはないでしょう。

FCには本部から物件提供するんですか?

ケースによって違います。オーナー様の所有物件をそのまま使う事もあれば、良い物件があれば我々からオーナー様に紹介する場合もあります。物件のめどさえ立てば、その土地で事業説明会を開いてFC開業者を募集する、という流れです。

出店ニーズにかなり近い物件を送ってもらえるのが良い

インフォニスタの使い勝手はいかがですか?

他の公開サイトとは比べ物にならないくらい物件の種類が豊富で興味深いものが多いですね。
コインランドリーは立地産業と呼ばれるほど、とにかく立地が重要。もちろん経営努力も必要ですけどね。
その点、インフォニスタの物件オファーは条件によく合いますし、特にコンビニ跡地物件は立地が良い上に駐車場がほぼ必ず付いているので我々のニーズに合うんです。ただ、コンビニだと最低でも40坪はあるので、広すぎるのがネック。分割可否が最初から募集の時点で分かるとなお良いですね。

普段はどうやって物件情報を集めていますか? 

デベロッパーや不動産会社から出店のお誘いをいただくこともありますが、地場の不動産会社にDMやFAXを地道に送って物件情報をお願いしたりすることも少なくありません。

他社の物件検索サイトを使うことは? 

使いますがあまりヒットしないんですよね。都内ならまだしも、地方だとインターネット上ではほとんど見つかりません。

そんな時は、インフォニスタの不動産会社検索を使ってみてください。全国の店舗に強い不動産会社を検索してテナント企業様側から連絡できるんです。

いいですね!付き合いのある不動産会社がいない地方は特に便利そう。地方で物件が見つかってせっかく問い合わせたのに事務所限定だったとか、住宅しか扱っていないとか、無駄足になることが少なくありませんから。

その点はご安心ください!店舗を扱う不動産会社だけを載せているので、せっかく問い合わせたのに空振りなんてことはありません。

それはありがたい。店舗に慣れている不動産会社だと問い合わせや商談がスムーズに進むので助かります。

駐車場は必須、共同出店が増加

最近は1つの物件に他業種のテナントと共同出店するケースが増えているとか。

はい。コンビニさんやデリバリーピザさんは相性が良いですね。分割すると程よい広さの店舗ができるし、必ず駐車場が付いていますから。コンビニさん側としてもコインランドリーが併設してあれば差別化できますし、客足が鈍る雨の日の集客に繋がるだけでそれなりの相乗効果があるはずです。

併設するにも相性があるんですね。

そうなんです。逆に駐車場があっても、共同出店する店が滞在時間の長い業種だと難しいですね。例えば、エリアや駐車場の広さによりますがスポーツジム。特に滞在時間が長いヨガスタジオだと併設は難しいかもしれません。
集客面で併設先の力を借りたい気持ちもありますが、こればかりはケースバイケースですね。

左)コンビニ跡地に出店した例  右)店内の様子

駐車場は必須の条件なんですね。

はい。洗濯物を持って出入りがあるので必須です。駐車場がなくても出店できるのは都内23区と川崎、横浜くらいでしょうか。ただ最近は横浜エリアでも駐車場付きが主流ですから、数台でもいいので欲しいですね。

承知しました。我々もより使いやすいサービスに進化できるよう頑張ります。本日は貴重なお話をありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

今回、取材に応じていただいた企業様

株式会社エムアイエス

株式会社エムアイエス

設立
2000年9月
本社所在地
東京都港区東新橋2丁目18番3号
事業内容
コインランドリー「mammaciao(マンマチャオ)」のFC運営等
Webサイト
https://mammaciao.com/