- テナント企業向け
インフォニスタ利用法 ― テナント企業編 Vol. 5
「物件オファー」って、物件情報配信サービスと何が違うの?
公開日:2021年2月19日 最終更新日:2022年11月25日
今まで店舗物件を探してきて、次のようなことで不便を感じたことはないでしょうか?
・物件情報提供サービスに登録したり、不動産会社の担当者と名刺交換をしただけで、それ以降、膨大な数の物件情報がメールやファックスで送られてきた。
・しかも、それらの物件情報は、なぜか見当違いのものばかり。物件の希望条件はちゃんと登録して(口頭で伝えて)いたはずなのに…。
そんな経験をお持ちの方に、今回お伝えしたいのが、インフォニスタの『物件オファー』を活用するメリットです。
インフォニスタの『物件オファー』って、よくある物件情報配信サービスと何が違うの? 本当に、そんなにメリットがあるの?
そのような疑問にお答えしつつ、今回も、店舗探しに奮闘中の広瀬さんと一緒に、『物件オファー』を上手に活用していくコツについて学んでいきましょう。
物件オファーのメリットをより深く理解して、
希望にマッチした物件情報と出会う打率を上げよう!
広瀬さん、インフォニスタの「物件オファー」について、再び学ぶ
『インフォニスタ』のベテラン社員・さとしさんが、希望条件をしっかり見直すことの大切さを広瀬さんに伝えてから、早1ヶ月。
近くで別件があったさとしさんは、そのまま広瀬さんのいる愛媛県のオフィスに向かい、様子を伺いに行くことに。
広瀬さんご無沙汰しています。その後、インフォ二スタで良い物件との出会いはありましたか?
爽やかに挨拶するさとしさんとは反対に、広瀬さんはどんより、またも浮かない顔をしている。
あの…、実は、かくかくしかじかでして…。
広瀬さんはうつむき加減に、“自分のニーズとマッチしない物件情報が大量に送られてきて、その扱いに困っている”といったようなことを、ぼそぼそと語った。
おや、それは変ですね。前回、その時どきに応じて、物件の『希望条件』を見直していこうとお伝えしましたね。インフォニスタに最新の希望条件をちゃんと登録しておけば、そこまで条件と外れた物件が、しかも、次から次へと大量に送られてくる、なんてことはないはずなんですが…。
あ、いえ。実は…。
どうやら広瀬さんは、インフォニスタとは別に複数の『店舗物件情報の配信サービス』に登録したり、親戚から紹介された不動産会社とやりとりしたりしているようなのだった。
すみません! 知人とか先輩とかから他にもサービスを進められたので、色々試してみようと思って…。
その結果、複数の配信サービスや不動産会社から送られてくる大量のメルマガと物件情報の波に、現在、溺れかけてる状態、ということですね。
はい…。
でも、良い経験でしたね。今の段階で、“物件情報は量よりも質が大事”、ということを実感することができたんですから!
はい、思い知りました…!(うっ、こんな時も優しっ…)
それでは、良い機会なので、ニーズにマッチした質の高い『物件オファー』を受け取るためのコツについて、復習してみましょう
よろしくお願いします!
復習しよう:質の高い「物件オファー」を受け取るためのコツ
※詳しくは、『インフォニスタ利用法 ― テナント企業編 Vol. 4 優良な店舗物件との出会いを左右する、希望条件設定のコツ』をご覧ください。
『希望条件』とは、物件オファーを受け取るために設定するもので、入会時にあなた自身が設定する出店条件のこと。
『希望条件』は、【所在地(市区町村/駅)】【面積】【立地】【建物タイプ】など、複数項目の掛け合わせによって設定でき、その条件自体も複数登録することが可能。例えば、屋号別に、それぞれ3タイプの条件を設定する、といったようなこともできる。
『希望条件』を細かく設定すればするほど、精度の高い『物件オファー』を受けとることができる!
そして、この『希望条件』は、一度設定して“おしまい”ではない、というのも大切なポイントでしたね。時に応じて、忘れずにやっておきたいのが─、
自社の『希望条件』を定期的に見直して、ニーズに合うものに設定し直すこと─、ですね!
前回の内容に関しては、ばっちりですね!
さとしさんは、笑顔で続ける。
広瀬さんが言ってくれたように、その時その時のニーズに応じて、条件を細かく設定すればするほど、マッチ度が高い物件情報を効率よく受け取ることができます。そうして、アンマッチな情報を排除することで、今まさに広瀬さんが直面している、メールチェックや回答の負担を軽減させることが可能となる、というわけです。
はい…。さとしさんから教わったことはちゃんと覚えていたつもりなのですが、つい、『インフォニスタ』以外にも、物件探しの間口を広げちゃったんです。その方が、より多くのお宝情報と出会えるんじゃないかって思ってしまって…。
良い情報を得るためにアンテナを立てることは、決していけないことではありませんよ。それに私の立場から言うのもなんですが、『インフォニスタ』以外でも、自分に有用だと思えるサービスがあれば、もちろん活用していくべきだと思います。
でも、と、さとしさんは、そこで一呼吸置いてから言葉を継ぐ。
これは、あくまでも傾向の話として聞いてほしいですが、一般的な『店舗物件情報の配信サービス』は、情報マッチングの精度が低かったりすることも多いんです。
確かに、送られてくる物件情報は希望条件と合わないものが多かったです…。
それは、既存の空き物件の中からアバウトに条件マッチングを行い、ランダムに自動一斉配信しているからなんですね。簡単な登録情報をもとに一斉送信される『メルマガ』などを想像してもらえると、イメージがつきやすいのではないでしょうか。
なるほど…。だから、ピントのズレた物件情報が、あんなに大量に送られてきたんですね。
そうですね。そして、一方、インフォニスタの『物件オファー』は、あくまでも、不動産会社から、『この物件、あなたになら、きっと気に入ってもらえるはずです』と、“指名”という形でオファーが届けられる、という仕組みになっているんです。
“指名”、ですか。
つまり、一般的な『店舗物件情報の配信サービス』で送られてくる情報が、一斉配信の『メルマガ』みたいなものだとすると、インフォニスタの『物件オファー』は不動産会社側の人の手を介して送られた『あなた宛の手紙』みたいなもの。そんなふうに考えてもらえれば、両者の情報の質的な違いがわかってもらえるのではないでしょうか。
なるほど…! インフォニスタの『物件オファー』は、私宛ての、まさに“オファー”だったんですね!
「物件オファー」を届けるのは、全国の多様な不動産会社
さて、『物件オファー』の仕組みについて、広瀬さんに改めて理解してもらったところで、もうひとつ、この仕組みの魅力を伝えておきますね。
えっ、まだあるんですか?
はい!『インフォニスタ』の特徴は、『物件オファー』の仕組みを介して、“貸店舗を探す側”と“テナントを探す側”がダイレクトにマッチングされることでしたね。
はい。
つまり、『インフォニスタ』は、広瀬さんのようなテナント企業だけでなく、テナントを探す全国の不動産会社も数多く利用している、ということなんです。
あ、なるほど! 『インフォニスタ』の会員になっている不動産会社が全国にたくさんいるということは…。
そう、それら全国の不動産会社が収集している幅広い物件情報が、『物件オファー』として紹介される可能性がある、ということですね。『インフォニスタ』を運営するザイマックスグループのリソースに加えて、全国の不動産会社のリソースも合わさっているので、このサイトには多種多様な物件情報が豊富に集まっているんです。
それは、すごい! 物件を探す側として、単純に頼もしいですね!
加えて、仲介会社だけじゃなく、物件オーナーやPM会社※など、様々なタイプの不動産会社が情報を配信しているというのも、魅力的に感じていただけることなのでは、と思っています。『インフォニスタ』を通して、今までやりとりのなかった不動産会社と、新しいルートを結ぶことができるわけですから。
※PM会社とは、『プロパティマネジメント(Property Management)』、つまり、『不動産の運営管理』を不動産オーナーに代わって行う会社のこと。
なるほど! 『インフォニスタ』を上手に活用すれば、多様で有益な物件情報が手に入るだけでなく、同時に、不動産会社との新しいルートも開拓できちゃう、ってことなんですね! なんて、効率的!
そうなんです。ですから、広瀬さんも、色々な物件情報配信サービスに手を伸ばすことよりも、インフォニスタの『物件オファー』機能を使いこなすことにフォーカスしていってもらえれば良いかなと思います。そうすれば、条件にマッチした物件との出会いの機会を、無駄なく、かつ、より多く掴めるようになるはずですから。
まったく、おっしゃる通りですね。私としたことが、なんて非効率なことを…! お恥ずかしい限りです(汗)。
いえいえ。人というのは、往々にして、自分がすでに手にしているものの中に宝物があるとは、気付きにくいものですから(笑)。
(わー、私の日常でも思い当たる…。そして、言い方が、ちょっとロマンチック…。)
…なんて、ちょっと大仰な物言いでしたが(笑)、これからは、ぜひ、広瀬さんの元に届けられた『物件オファー』を、より大切にしていってもらえればと思います。
はい! “宝物”、大切にします!
覚えておきたい今回のポイント
『物件オファー』は不動産会社からの
“あなた宛のお手紙”、その繋がりを大切に。
一般的な『物件情報配信サービス』で送られてくる情報と、インフォニスタの『物件オファー』で届けられる情報の違いをより深く理解した広瀬さん。
あなたも、広瀬さんのように、一歩一歩、インフォニスタの活用法を身につけて、あなたのニーズにマッチした貴重な店舗物件情報を手に入れましょう!
今回の登場人物
インフォニスタ社員
さとしさん
インフォ二スタ営業部のマネージャー。42歳。物腰柔らかで常に冷静沈着だが、若手に負けず劣らず「インフォ二スタをもっと広めたい!」と考え、全国を飛び回る熱いところも。商業施設のリーシングをしていたこともあるので、店舗開発にも造形が深い。家に帰ると3児のパパ。
「居酒屋 岩場」 店舗開発担当
広瀬さん
愛媛県を中心に展開してきた居酒屋チェーンの店舗開発担当。36歳。新卒入社後『居酒屋 岩場』の店長を務めていたが、1年ほど前から店舗開発担当になったのでまだまだ出店については経験が浅い。合理主義で仕事は効率的に進めたいと考えている。塩をつまみにお酒を呑めるタイプ。