物件登録の基礎を理解して、
登録の具体的なコツを掴んでいこう。

まずは、登録しなきゃはじまらない

町場社長、こんにちは!

そう言いながら、はるこが勢いよくエントランスをくぐったのは、都内のとある商店街に佇む「タウン不動産」。その元気すぎる挨拶に、年季の入った事務机の前でパソコンとにらめっこしていた男性は、かるくのけぞった。

お、おお…、は、はるこさんか。こんにちは。相変わらず、元気だね。

おかげさまで、元気です! 今日も、ご様子を伺いにまいりました。その後、良いテナントさんとの出会いについては、いかがでしょう?

うん、実はね…、物件登録の仕方がよくわからなくて。1物件だけ頑張って登録してはみたのだけど、うまくできなくてねえ

そうため息を漏らす町場社長に対して、はるこは力強く言う。

大丈夫ですよ、社長! 今日は、まさに、その“物件登録の基礎”をお伝えしに来たんですから

そして、パソコンに表示されている物件の一覧画面を指差しながら、はるこは続ける。

パソコンだからって、難しいことはないんです。ガンプラだって、慣れれば説明書なしに、ある程度は組み立てられますよね?

ガンプラ…? ああ、ガンプラね。うん、まあ、そうだ。何事も慣れだわな

はるこは、自分の趣味の話を唐突に持ち出しながら、さらに続ける。

まずは、登録しなきゃはじまりません。そのためにも、次の大きな流れを、まるっと把握してみましょう


【まるっと把握しよう!】
テナントに物件情報を届けるには…

【物件登録】と【オファー先選択】の2STEPをこなすだけで、テナントに物件情報を届けることができるんです。


なるほど、こう見ると、簡単に感じるなあ。でも、実際に画面を前にすると、どうも…

そうですよね。じゃあ、次は実際に画面を見ながら説明していきますね!

あなどるなかれ!物件名って意外と大事

たとえば、そうですね…。『赤坂ブルーマウンテンビル』という物件を、登録しようとしているとしますね

赤坂なのか青山なのか、わからんビルだねえ(笑)

あはは。で、そのビルの2階にある区画を登録する場合、『赤坂ブルーマウンテンビル 2F』みたいに、しっかりと階数も入力するのがポイントなんです

え、そうなのかい? 表示名が長くなると、嫌がらないものかな

いえいえ、むしろ逆です。階数は、テナントさんが物件を選ぶ際に、とても重要な判断基準になりますから。例えば、1階を積極的に探しているテナントさんがいた場合、『1F』と表示されている物件名が一覧の中にあれば、自然と、その物件に目がいきますよね

あ、なるほど

それに、『赤坂ブルーマウンテンビル』を1〜3階まで分けて募集するような場合でも、それぞれの物件名に階数を記載した方が、物件を管理する側・探す側の双方にとっても、わかりやすいですよね

うん、確かに。よくわかった。これからは、階数も入力するようにするよ!

出会いの瞬間が勝負!きれいな写真を登録しよう

ちなみに、物件の写真も、とっても大事です。テナントさんにとって、物件のTOP画像は、最初に目に飛び込んでくる第一印象そのもの。ですので、一番良い写真を選ぶようにしましょう

良い写真か…。カメラには、あまり自信がないんだよなあ

大丈夫ですよ。今はスマートフォンでも十分な画質で撮影できますから!

ストリートビューを上手に表示させよう

そして、『所在地情報の入力』に進むと、物件の住所の入力欄があります。ストリートビューを表示させるには、住所を入力した後に、『地図/駅情報を反映する』をクリックすればいいのですが、物件外観のストリートビューが、表示枠にきれいにおさまらないこともあります

背の高い物件とかは、全体が映らない、というわけだね

はい、そうなんです。そんな場合は、表示枠にストリートビューの物件がおさまるように、画面操作しましょう! 社長、ストリートビューの表示枠の中に、『+』と『-』のボタンがあるの、見えますか?

ん〜、あ、これか! 確かにあるね

その『+』『-』ボタンで、自由に拡大・縮小することができるんです。それに、表示位置がズレている場合も、画像の中の『>』『<』をクリックすれば簡単に修正できちゃいます

はあ、なるほど。やっぱり、そこまで、ちゃんと調整した方が良いもんかねえ?

はい、明らかに見栄えはよくなります。このストリートビューの表示、できていない方が結構多いんです。表示すべきでない物件の内部が、まる映りになってたり。少し拡大・縮小や位置を修正してあげるだけで、ずいぶんと印象はよくなるんですけど

そうか…、そういった細やかさも大事なんだね

見る人に与える画像の一瞬の印象って、侮れないものなんです。ちなみに、どう調整しても外観が表示枠にきれいにおさまらない場合は、『ストリートビューを表示しない』にチェックを入れて、いっそのこと非表示にしちゃう、というのも一手です

ありがとう、よくわかったよ


今回の登場人物

はるこ

インフォニスタ社員
はるこ

インフォニスタ入社3年目。25歳。若手ながら、インフォニスタの立ち上げに関わった。より多くの不動産会社さんに、素敵なテナント会員さんとの出会いが訪れるよう、東へ西へ、全国の不動産会社さんの元を訪ね歩いて、インフォニスタの活用法を伝えている。実は、最近ガンプラにハマっている。

町場社長

タウン不動産
町場社長

住宅をメインに扱っている、都内の商店街にある不動産会社の社長。62歳。ITサービスには苦手意識を抱いていて、インフォニスタの会員になったものの、どう活用していいか分からず途方に暮れていた。