- 不動産会社向け
インフォニスタ利用法 ― 不動産会社編 Vol. 4
物件登録の基礎、お伝えします!
【③募集方法設定】
公開日:2021年8月12日
インフォニスタの若手社員・はるこが、今回のコラムで、不動産会社会員のみなさんにお伝えしたいことは、ずばり、募集情報を“適切な範囲”で“適切な相手”にお届けする方法。
─せっかく物件情報を登録したのに、募集方法の設定や配信先の選択が適切にできていなければ、テナント様との良い出会いの可能性も、ぐっと減ってしまう…。そんなの、もったいなさすぎるわ!
そんな思いを胸に抱きながら、今日もはるこは、都内の商店街にあるタウン不動産・町場社長の元へと足を急がせるのでした。
INDEX
物件に応じて、「募集方法」を
適切に選択できるようになろう!
今回のテーマは、適切に募集する方法
町場社長が出してくれたお茶で喉を潤すとすぐに、はるこは言う。
前回、物件の『基本情報』と『詳細情報』の登録の仕方についてお伝えしましたが、その登録した物件情報を“適切に募集する方法”を、まだ伝えられていませんでした。
…適切に募集する方法?
はい。登録した物件情報を、ターゲットのテナントにちゃんと届けるために、やるべきことがあるんです。それが、次の3つのアクションです。
① 募集方法の設定(どういう方法で募集するか)
② 配信先の選択(どういった相手に届けるか)
③ 募集依頼(インフォニスタ運営事務局に募集実行を依頼する)
この3点を適切に実行できるノウハウを、お伝えできればなって思っています! ちなみに、動画マニュアルもありますから、こちらもチェックしてみてくださいね。
募集方法の設定
今回は、『募集方法の設定』です! まずは、画面をご覧ください。チェックを入れるところ、2つあるのは見えますか?
そう言って、はるこは、パソコンの画面を町場社長に見せる。町場社長はメガネを上下にずらしながら、画面に向かって前屈みになる。
どれどれ。うん、あるね。『オファー』と『一般公開』か
はい、そうですね。ここで、チェックを入れて募集方法を選んでいきます。その際に、少し注意点がありますので、詳しく説明しますね
【説明しよう!】
ポイントは、守秘性と物件のフェーズに応じた使い分け
オファーと一般公開で計3パターンの募集方法が設定できます。
(1)オファー + 一般公開
(2)オファーのみ
(3)一般公開のみ
さて、オファー機能と一般公開機能の両方を使える会員様は、この3種類全ての募集方法を選択することができますが、どう使い分けたらいいのでしょう?
ポイントは、a.守秘性とb.物件のフェーズに応じた使い分けです。
a.守秘性に応じた使い分け
インフォニスタ利用法 Vol. 1でもお伝えした通り、
・広く募集したい場合=(1)オファー + 一般公開
・守秘性が高く表に出せない物件の場合=(2)オファーのみ
を選択しましょう。(1)で設定いただくケースが多いようです。
b.物件のフェーズに応じた使い分け
例えば、最初はあまり公に出したくないな、という物件があったとします。そのような場合は…、
・まずは(2)オファーのみ
・少し時間をおいてから一般公開にもチェックを入れて、(1)オファー + 一般公開で募集
といったように、物件のフェーズ(時と状況の変化)によって、(1)〜(3)を使い分けるというのもアリです。オファー中の物件であれば一般公開にチェックを入れるだけなので、簡単ですよ!
なるほどね。よくわかったわ!
よかったです! ちなみに、この画面の右端に『プレビュー』というボタンがあります
オファー物件と公開物件のプレビューは、ここから確認することができますよ
お、ここで見られるんだ? テナントからはどう見えていたのか気になっていたんだよね
テナントの目にどう映っているかの確認は、とても大事なことですよね! ぜひ、このプレビューも活用してみてください!
「一般公開」を選択した際の注意点
あと『一般公開』で物件情報を掲載した際に注意すべきポイントをひとつ
お、なんだろう
『一般公開』には公開終了日があり、それを過ぎてしまうと、物件の掲載は終了してしまいます。そして、再びその物件で一般公開したい場合は、改めて募集依頼をかける必要が出てきてしまうんです
なるほど。手間だし、再掲載までの時間的なロスももったいないね
そうなんです。この面倒を避けるためにも、事前に『公開終了日の変更』を行うようにしましょう! 掲載終了の1週間前に届く通知メールから、簡単に終了日を延長することができますので
手軽だし、これなら簡単にできそうだわ。『募集方法』の選択についても大体理解できたと思うよ
よかったです。ちなみに、先日ご入会いただいたテナント会員様の中には、コロナ禍で現在は出店を控えているけれど、先を見据えて物件探しは継続している、なんて方もいらっしゃいました。テナント企業の動向を見ながら、『募集方法』の選択をしていくことの大切さを改めて感じました。
そうだね。今日も勉強になったよ。ありがとう
今回の登場人物
インフォニスタ社員
はるこ
インフォニスタ入社3年目。25歳。若手ながら、インフォニスタの立ち上げに関わった。より多くの不動産会社さんに、素敵なテナント会員さんとの出会いが訪れるよう、東へ西へ、全国の不動産会社さんの元を訪ね歩いて、インフォニスタの活用法を伝えている。実は、最近ガンプラにハマっている。
タウン不動産
町場社長
住宅をメインに扱っている、都内の商店街にある不動産会社の社長。62歳。ITサービスには苦手意識を抱いていて、インフォニスタの会員になったものの、どう活用していいか分からず途方に暮れていた。